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AKB48ファンじゃない人間がAKB48のコンサートを見てきました [AKB48]

春のちょっとだけ全国ツアー〜まだまだだぜ AKB48!
 2007年3月11日(日) 13:00〜
 東京・新宿・東京厚生年金会館

 公演2日前に友人に誘われ、急遽、全国ツアー2日目の昼公演を見てきました。
 AKB48というと、全面に押し出す秋葉原臭が鼻につき、これまで積極的に情報を得ようとは思っていなかったんですよ。ところが最新シングル「制服が邪魔をする」を最初に聴いた瞬間、作曲の井上ヨシマサのすばらしい仕事っぷりにやられました。体に電流が走るとか、そんな感じ。こんな衝撃を伴った楽曲との出会いはそうそうあるもんじゃーありません。ということで、2007年ベストシングル候補第1号に決定。さすが「Rosa/中山美穂」など、名曲を残してきたコンポーザーです。
 とはいっても、知っているのはシングル曲だけ。メンバーの名前はもちろん、現在の人数さえわからず。そんな状態で、はたしてコンサートなんて行っても楽しめるんだろうか? そんな疑問を持ちながら、厚生年金会館へ到着すると、“アレ”な人たちの集団の中で怯える(笑)同行者3名を発見。チケットを引き替え会場へ入ると、まず目に飛び込んできたのは、全体的に黒やグレーのダークな色調。まぁ、どこのアイドルイベントに行っても、だいたいこんな感じか。で、パンダのでっかいかぶり物を装着していたり、着物の下にTシャツを着ていたり(あとで同行者に聞いたら、ブーツを履いていたらしい)、どこに売ってるの?と聞きたくなるような変な言葉が書いてあるTシャツとか、リボンの騎士みたいな羽根付きの帽子をかぶっていたり(これは後でAKBの衣装であることが判明)…、そんな人たちのオンパレード。とにかくトピックには事欠かないという意味で退屈せずに済んだから、それはそれでよしとするか。
 そうこうしているうちに、ライブがスタート。1曲目は「Virgin Love」。「制服が邪魔をする」のカップリングですね。あぁ、知ってる曲でよかった。80年代の香りがするアレンジは、観覧車、お城(もちろん西洋の)、ハート、これらのモチーフに電飾と大階段という、アイドルコンサートの王道ともいえるセットとの相乗効果で、いっそう輝きを増していました。さっきまでの不安な気持ちはどこへやら。1曲目ですでに興奮状態になってました。こういう時って、イマドキは「高まる〜」とか言っておけばいいんでしょ?(笑)
 3曲を全員で披露したあとで最初のMC。「○○(ニックネーム)こと、○○○○ですっ。今日はなんちゃらかんちゃらでなんちゃらかんちゃらですので、みなさんもなんちゃらかんちゃら。(中略)ということで、最後まで盛り上がっていきましょう!」「(その他全員で)イェーイ!」みたいな感じのやりとり。自己紹介が終わったメンバーから舞台袖へ捌けていく。えっ!? まさかこれを全員がやるの!? てなわけで、33人分のMCが終わるまで、しばしの休憩タイムとなりました。
 続いてはAチーム→Kチーム→Aチーム→Kチームと交互に曲を披露。そしてMCを挟み、いろんなユニット(ソロ含む)が登場。いやぁ、ライブ前半でもジャブの連打だったんですが、このコーナーで完全にノックアウトされました。この楽曲のクォリティーの高さは何なの??? 初めて聴いた曲ばかりなのに、捨て曲がない! 音が薄っぺらいものはないし、しかもユニットごとにいろんなタイプの曲を聴かせてくれる。最近では珍しくなった、これぞアイドルというような純粋な女の子歌謡(「7時12分の初恋」)あり、ロックテイストの曲あり、雅〜MIYABI〜さんに歌わせてあげたかった(笑)和風テイストな曲あり…。もしこの時点で、野球場の弁当売りのように首からCDの山をぶら下げた売り子が場内を回っていたなら、間違いなくこう言ってましたね。「全種類くださ〜い!」
 そんな催眠商法もびっくりな状態の中、スクリーンが下りてきて、PVが映し出される。歌詞の中に散りばめられたコトバも映像もショッキングな内容。イジメをテーマにした曲のようだ。自殺をテーマにした森川美穂の「赤い涙」以来の衝撃的内容かも。楽曲としても、アレンジが今までのアイドルにはなかったタイプで、語弊があるかもしれないけれど、カッコイイ仕上がり。そして曲の最後にある、後ろを向いていた全員が何かに驚いたように同時にビクッと体を震わせ振り返るシーンは、この曲をいっそう引き立たせる。しばらく声が出ない…。分厚くて重い内容の小説の読後感にも似た、何とも言えない、でも充実した気持ち。その後、PVとは別にちゃんとステージで歌ったのだけれど、ここでも最後の“ビクッ”は取り入れられていた。その場では曲名はおろか、すでにリリースされているものなのかどうかわからなかったので帰ってから調べてみると、4月18日にリリースされる「軽蔑していた愛情」らしい。そしてこの曲も作曲は井上ヨシマサ。早くもベストシングル候補第2号を見つけちゃいました。まさか今まで興味がなかったAKB48から2曲も出てくるなんて…。
 初期のシングル「桜の花びらたち」「スカート、ひらり」「会いたかった」はアンコールの中で披露。時間の長さをまったく感じさせないコンサートでした。

 アイドル文化が全体的に下火で、そのパワーに衰えがみえるとはいえ、ハロー!プロジェクトという巨大な集団がいる状況の中で、AKB48が一般の人たちの間でも大ブレイクするのは難しいかもしれません。それでも今回のコンサートの舞台から感じられたクォリティーの高さは、これから10年、20年と語り継がれていくことでしょう。たとえて言うなら、東京パフォーマンスドールのように。商売として見るとそれでは失格なのだろうけれど、音楽ファンとしてはそんな位置づけのアイドルがいてもいいんじゃないかと思ってしまうのですが、それってイケナイことですか?


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